を決めた自分に縛られるより、今日の出会いとひらめきを、すぐ実践できるよう生きていきたい。と宣言して今年を締めくくります。





5年後、10年後の具体的な目標を立てる。
節目の今日、SNS界隈でそんな投稿をたくさん見ました。将来の期限を決めて、こういうことをがんばって考える人は偉いなぁと思います。自分の未来を具体的にイメージして、やりたいことを考える。そのために何をしなければならないかを決められれば、有意義に過ごせそうです。

でも山崎は、これはやりません。
否定しているわけではないのですが、やりません。よく聞かれもします。でも正直、わからないのです。





明日どんな出来事、出会い、ひらめきがあるか、誰にもわからない。
将来の目標設定を考えるようになったきっかけは、現 京都党の代表、村山祥栄さん。
山崎は学生時代、彼の講演で
「皆さん、3年後、5年後、10年後、自分がどうなりたいかを明確にしてください。そのためにできることを頑張りましょう」
という言葉に胸を打たれ
「3年後、古い町家を改修して、京都の文化を守りつつ、それを楽しめる若い人向けのゲストハウスをつくる」とノートに書き記します。そのための手続きも調べまくり、不動産屋さんも回りました。


しかしその半年後・・・
この考え方を捨てます。ゼミと出会ったのです。「フィールドワーク先の、この面白い大人たちに、誰よりも信頼される大学生になりたい!」
その衝撃の出会いを経験した山崎は、町家とかゲストハウスとかどうでもよくなり、京都のまちづくり関わりたい、そして、行政が若者に開けたものにしたいと考え、学生のまち京都市役所への就職を目指します。


しかしその1年後・・・
一般企業の新卒採用試験を、大学生として就活で経験できるのは今だけだと考えた山崎は、若者に最も影響力のある会社はどこかと考え、電通という会社にたどり着きます。
電通だけでも受けてみよう、と考え、選考が進むうちに電通に惚れました。力強い社員と会社の幅広さに。


しかしその半年後・・・
会社に所属することの窮屈さ、主体性を発揮できないことに嫌気がさし、それらによる体調不良により京都に帰ってきます。そこで出会ったのがまほロバの物件。学生時代からの仲間たちと、日替わり店長のアイデアを醸成し、まほロバの構想を膨らませた山崎は、開業を決意します。





新しい発見や関心を、実践するから方向が決まる。
学生時代から紆余曲折ありましたが、変わらず常にターゲットは若者でした。社会に活力と、新しい価値観を与え、そして未来をつくっていく若者に、どんなアプローチをしていけるか。
それを試行錯誤し続けたこの約8年は、他人からすれば、迷いの期間ように見えるかもしれません。でも山崎はそうは思わない。思考と実践、挑戦の繰り返しによって、自分の方向性を微調整しながら、やっと1番適した方向を見つけられたからです。考えても、やってみなきゃそれが自分にとって正しいかどうかなんてわからない。そう思って始めたまほロバは、開業して今年で4年になりました。



中長期的な目標を立てることは、自分に向き合う上で大事なことかもしれません。でも、それによって自分を縛るくらいなら、そんなもんなくていいとも思います。新しく見つけたやりたいことを、過去の自分が決めたルールで抑え込む必要なんて全くない。

明日、どんな出会いやひらめきが自分に訪れるか、どんな自然・社会現象が起こるかはわかりません。山崎は、それらを受けて、柔軟に自分の方向を決めながら生きていきます。
もしかしたら、来年まほロバが続いているかどうかも、山崎には約束できないのです。ということで、2016年の山崎も、存分にお楽しみくださいませ。



どやろ?
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当ブログのコンセプトは「たたき台」。
こんな考え方、どう思う?
っていう、たたき台。
若者たちが何かに関心をもったり、
自分でなにかを考えたりするきっかけとしての、たたき台。
平成元年生まれ、まだまだ若者の山崎達哉のブログ。