前職電通の「鬼十則」の最初の一行です。これを掲げているにも関わらず、社員がイキイキと働いて、そしてバタバタぶっ倒れていくこの会社は、本当に素晴らしい会社だと思って、4年前辞めました。だからこそ電通鬼十則は、今は心の底から尊敬する考え方です。

今日はこのド年末に、仕事を自ら創り出している同世代実業家と会ってきました。



「自分で働き方をつくり出すのが、こんなに簡単だと思いませんでした。」

個人事業を起こして丸2年。学習塾を経営するYくんは、山崎の1歳年下です。彼とカレー食ってきました。
彼から、個人事業から法人化をするための相談をしたい、という連絡を受けて会いました。ですがそんな話もそこそこに。駆け出し経営者同士、いろんな意味で仕事に余裕がでてきたお互いの現状について意見交換してきました。

Y君「ぶっちゃけ、こんなにすぐに事業が軌道に乗ると思ってませんでした」
山崎「でも色々大変やったんとちゃうの?」
Y君「うーん、特別そうでもないですけどね。」
山崎「どんな仕事も大変なのは同じやからねぇ」
Y君「でも、めちゃくちゃしんどそうにしながら、割に合わない、非効率な仕事をしてる会社員の友達とか、周りにいっぱいいるじゃないですか」
山崎「うんうん、最近山崎のブログは、そういう人や、意気揚々そうなろうとしている人に、多様な生き方を提案したいと思って頑張ってる。」
Y君「さっさと辞めて自分で仕事したら、こんなに楽で、達成感もあるし、自分でなんでも決めれるのに、みんなと同じで就職しなきゃダメ、みたいなんおかしいと思いませんか?」
山崎「だから最近そんなことばっかり書いてるよ」
Y君「ぼくらみたいな働き方、天然記念物ですよね。天然記念物が、そういう人たちに、違う選択肢を見せられたらいいなと思って起業したので、ある意味、ちょっと目標達成しちゃってて。」
山崎「でもどんどん事業を拡大していいたいってことでしょ、法人化するってことは」
Y君「もうこの仕事も飽きてきちゃったんで、次のステージを見てみたいんですよね。」

やはり彼のお肌はスベスベでしたね。
スベスベの理由はこちら。





就活と同じくらい、起業という選択肢があっていいと思う。

なんで?ってくらいに、みんな他人事で、難しく考えがちな起業。

Y君が代弁してくれました。
「大学4回生になったら、就活して就職する。社畜だーとか言って苦しむのが当たり前。そんな暗い未来が、なんで社会のスタンダードなんでしょうね」
「大学の卒業生進路報告とかも、ここぞとばかりに大企業の名簿。進路報告じゃなくて就職先報告じゃないですか」
「就活生は、社畜自慢でしんどいしんどい言ってる先輩を見て、自分もそうなりたいと思って頑張ってるのかな?」
うんうん、山崎も思っていることをズバズバ。

こういうのをここで書いても、ただの就活否定にしかならないので、普段山崎はこういう物言いはしたくないと思ってます。文句言いみたいになるし。そもそも就職することも一つの生き方、選択肢ですから。
でも、Y君と同じこと、思ってます。だってY君が言うように、自分で知恵を絞って頑張れば、自分の仕事や働き方は、そこまで難しくなく創り出すことができると知っているから。待遇や人間関係にグチをこぼし、社畜自慢するなら、自分に適した働き方をつくってみればいいのに、と。でもこれは、やった人にしかわからないみたいなのです。だから、やってみたらいいのに!っていつも本気で思ってます。





ほしい金額+経費を売り上げられたら、それは事業です。

Y君と1時間話したてら、新しい事業ができました。チラシつくってポスティングすれば、今日からでも始められる事業。しかも初期投資はそのチラシ印刷代でできちゃう。ウチの会社の新役員も入れて一緒に取り組もう、ということになり、年明け具体的にしていきます。
お年寄りが溜め込んだ、寝ているお金を若者に循環させるサービス。くぅー!楽しみ!

1ヶ月20万円稼げば生活ができるとします。
自分がやりたいことがあるとします。
それで経費と20万円の売上を出すことができれば、それは立派な事業です。
我々は毎日それを考えています。
そんなに難しそうかな?
そんなに現実味がないかな?





就職を否定するつもりはありません。
でも、悲観的就職と、苦行的勤続が多すぎると思うのは山崎だけでしょうか?起業って、そんなに難しそうで、他人事ですか?環境を変えることや、挑戦することを怖がらなくてもいいじゃない!みんなと同じから抜け出して、自分の生き方をデザインする人、少しでも増えたらいいのに。
起業するってことを、少しでも身近な選択肢にして、有意義な生き方をできる人が増えたらいいなと、山崎もY君も思ってます。やりたいけどわからないなら、山崎が導きますよ。

仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。何十年も前に掲げられた電通鬼十則は、いまだからこそ考えるべきことを、提示してくれている気がします。



どやろ?
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当ブログのコンセプトは「たたき台」。
こんな考え方、どう思う?
っていう、たたき台。
若者たちが何かに関心をもったり、
自分でなにかを考えたりするきっかけとしての、たたき台。
平成元年生まれ、まだまだ若者の山崎達哉のブログ。