次の3月で卒業していく学生たちの就活を見届け、次の代の就活が始まろうとしている今日この頃。なぜか就活について話している学生たちの会話に、頻繁に登場するワード。「親」。



いつまで親のための人生やってんの?
まほロバで出会ってきた就活生たち。
よく覚えてるのが、アダルトビデオの制作会社に内定をもらっていた学生が「内定を親に報告したら反対されたので辞退しました。」とか、大手パチンコ会社に内定をもらった学生が「でも親のこと考えるといけないっすねぇ」とか。

山崎的には見てみたい世界で面白そう、と思うのですが…。え、自分が興味あって受けたのに、親の顔色伺って選択肢狭めるの?って感じです。
彼らは、口を揃えてこう言います。
「親に、マトモな仕事に就いてほしいと言われるんです。」





マトモってなんやねん。
こういう使われ方をするマトモが、何を意味するのかもわかりませんが、ひと世代前の親の価値観で、未来をつくろうとしている若者の進路の選択肢が狭まるなんて、もったいなさすぎると思いませんか?
価値観、仕事観は、日々刻々と変化していくし、なにより人によって多様だからこそ社会が回っているんじゃないかと山崎は思うんです。

「大学卒業するまでに、早く就職先を決めさせないと」
「大学を卒業したら、自分が知っている名前の企業に就職させなければ」
「40年勤続しないと」
「誰に言っても恥ずかしくない業種に就職させないと」
みたいな、親が自分の人生に傷がつかないようににと考える保身が、若者をの未来を縛ってるんじゃないでしょうか。





親に左右されない進路選択だからこそ、自立できるんじゃないかな。
20歳くらい以降は、自分で決めた進路を親にいくら止められようと、それを振り切ってでも自分で選択できたらいいんじゃないかと思います。そうでないと、その選択に自信を持てなくないですか?だって、親が介入したことを言い訳にできてしまうから。
「こんなことやりたかったけど、今は仕事面白くないんだよねー。ま、親に反対されたから仕方ないんだけど」みたいな言い訳をする生き方、もったいないです!

山崎もまほロバを始める時、おかんに殺されそうになるくらい猛反対されました。会社を辞めるな!会社でマトモな人生を送れ!
あれに屈していたら今ごろどうなっていたかと思うと怖くなります。

親の顔色を気にせず、反対されてでも自分で選んだ道は、それだけの覚悟ができているものなんじゃないかな、と思います。だって、親の意見ではなく、自分のやりたいことを自分でしっかり考えて選んでるんだから。親がこうしろというから、っていう思考停止にならずに、親がなんと言おうがこれをやる、と決めることができれば、責任も覚悟もガッチリ固まると思うのです。



自分のことは自分で決める。
当たり前のようで実は難しいこと。特に進路選択の正解なんて、わからないですしね。
親の顔色を言い訳にせず、自分で考える。
年明けから就職活動がはじまる学生たちにも、実践してほしいなと思います。



どやろ?



あ、親御さんがこれ読んだら「子ども育てたこともないくせに!」みたいにイライラされるかもしれませんが、親御さん世代に向けて書いていないので、このような言い回しになっております。子育ての大変さは山崎には想像もできませんし、親御さんに対する失礼な表現や妄言がてんこ盛りかと思います。ですが、あくまで若い世代に向けての発信だと思って大目に見ていただけると嬉しいです。

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当ブログのコンセプトは「たたき台」。
こんな考え方、どう思う?
っていう、たたき台。
若者たちが何かに関心をもったり、
自分でなにかを考えたりするきっかけとしての、たたき台。
平成元年生まれ、まだまだ若者の山崎達哉のブログ。